ねこ

2014年世田谷文学館で開催された「日本SF展」の会場で手に入れた小さな小さな本です。

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筒井康隆が「きつね」
星新一が「ねこ」
小松左京が「あり」
3人の計3作品の小さなショートショート集。

小さくて読みづらい。開くと壊れそうな本です。
でも読めなくて大丈夫です。それぞれの作品集で読めます。コレクションとしては立派なものです。

この作品「ねこ」は宇宙人とのファーストコンタクトSF です。
ねこの特徴を上手く描いたショートショートです。

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猫はフシギな生き物です。
人に媚びへつらうことがなく、何事も気まぐれで飽きやすい。
さっきまで機嫌がよかったかと思うと、突然怒りだし、爪を立て容赦なく僕を傷つける。可愛らしく残忍で、その行動は予測不可能で気が許せずとても危険です。
自分勝手でワガママで、いつまでも昔の僕の過ちを覚えていて、ネチネチともういいかげん勘弁してくれよ…

ん、誰のこと?。