筒井先生は、この種の作品が好きらしい。辞書のふりして言葉をこねくり回して笑わせたいのだろうか。
” 電話番号簿に「ん」の項目はない。
「ん」という名のバーを作れば、数十万部の電話番号簿に新しい項目を作らなければならなくなる。”
” 「ん」の項目のある百科辞典は、この本だけである。ゆえに他の辞典はすべて欠陥辞典である。”
とあります。
なるほど…
” 昨年書いた『欠陥大百科』に「ん」の項目はない。「ん」という名のバーを作れば…
と書いたところ、本当に「ん」という名のバーを開いた人がいた。”
” 電話局へ行ったところカンカンになって怒られたという。
「どうして、こんな名前をつけたんですか!」”
結局、載せてもらえなかった、というエピソードが、「ん」の項目に書いてありました。
本当かな?
新しいところでは、「悪魔の辞典」の翻訳本がありますが、まだ手にしてはいません。
上下巻、買わねば…
これも欲しい。あれも欲しい。
もっともっと欲しい。
欲しい本はたくさんあるけど、そんなに本を買ってばかりもいられません。
百科事典で思い出すのが、子供の頃、自宅にあった百科事典をよく眺めていました。
恒星の大きさの比較図があり、太陽を基準とした解説を読んでいて、太陽よりも大きな恒星の、その想像を絶するスケールにめまいがした事を今でも覚えています。
今、調べなおしたのですが、太陽は地球の109倍あり、オリオン座のベテルギウスなどはその太陽の400倍もあるのです。
「クラッ」とくるはずです。
そしてそのベテルギウスはそろそろ星の寿命が尽きて、超新星爆発を起こすかもしれないという。
さらにベテルギウスまでの距離は180光年あり、今見えている光は180年前のものなので既に爆発を起こしたかもしれない。
していないかも知れない。
この雄大さに人間なんて…