SF入門については、既にまとめて書きましたが、最近手に入れたのでアップします。
横田順彌先生は、独自のハチャハチャSFという分野を確立したのですが、ボクの専門分野ではありません。
ハチャハチャSFとは、小松左京氏が横田先生の作品を読んで、あまりの面白さ、バカらしさ、ナンセンスギャグからメチャクチャと言おうとして、ろれつが回らずハチャハチャだと、笑い転げたところから命名したというエピソードがあります。
本の裏面には大きく、筒井康隆氏の写真と推薦文があります。
著者、横田順彌の紹介はブックカバーの内側に小さく(この本を書いた人)として載っているが、これでは、筒井康隆氏の本と間違えて買ってしまうではないか(笑)
筒井康隆の推薦文
(ブックカバー表に堂々と。まるで著者近影です)
横田先生は、日本SFの歴史にかけては右にでる者がいないほどの研究者です。
日本のSFはいつから始まったのか。
「かぐや姫」も立派なSFといえばSFだ。
前に紹介した、昭和61年刊行の「SF大辞典」は、本書の改訂増補版にあたります。
でも、筒井康隆氏が裏面紹介文で書いているように、
「実はぼくにも、”SF大辞典”をいずれやりたいという大望があった。…むろんその時は横田順彌にも加わってもらう。すでに約束しているのである」
とありますが、昭和61年に「SF大辞典」を横田順彌名義で刊行しているが、怒られなかったのかな?
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そんな横田順彌先生も、2019年に73歳でお亡くなりになっています。
どんどん子供の頃の英雄がいなくなります。