SF作家の雑学書籍を紹介します。
視点のユニークなSF作家たちがまとめ上げた本です。
彼らのエッセイがおもしろいのは、作家が何処に立ち、何処を向いて文章を書いているのか。その立ち位置にあります。
そこにSF作家ではない作家たちが書いた雑学本との質的な大きな相違点があります。
現在・過去・未来、ミクロ・マクロの挟間で悪戦苦闘するSF作家の、その教養の一端をこれらの本をとおして触れてみてはいかがでしょうか。
雑学おもしろ百科 小松左京著
「やぶ医者の語源」「歯ぎしりは何故起こる」「神社の鳥居は何故赤い」…
膨大な知識量を誇った小松左京が書き上げた雑学事典。
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あれもこれも詰め込んだ一冊ですが、結局、第何巻まであったのだろ
80年代、書店を除くとこのシリーズが10巻以上あったと記憶しています。
話題の種に重宝しそうなネタがたくさんあります。
全巻揃えとけばよかった。欲しいな…
わかもとの智恵 筒井康隆著
筒井康隆先生がこんな「お婆さんの知恵袋」みたいな本を作るのが不思議で、書店で買うか買うまいか悩んだ一冊です。
結局、購入しましたが、こんな本も作るんだね。
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覚えておくと一生役に立つ智恵の満載。
「出そうなあくびを止める智恵」「蚊に刺されない智恵」「ビンの中の液体を早く出す智恵」…
手に取る価値は大いにあるマジメな本です。



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