アメリカヒトコマ漫画収集家としても有名な星新一氏。
ジャンル分けをすると
処刑、発明、囚人、裁判、乞食、棺桶と墓、離婚、ボクシング、アダムとイブ、占い、強盗、決闘、世の終わり、殺人、人喰い人種、天国、無人島…
氏の収集はどちらかというと三流の作家のものが中心だという。
絵も雑であったりする。
この本を手に入れたのは、水戸市駅前の銀杏坂通りにあった古書店において。立派な装丁の本です。タイトル「進化した猿たち」とは、もちろん僕たち人間のことですね。


ひとコマ漫画のコレクション
(世田谷文学館星新一展より)

死刑を題材にしたヒトコマ漫画。
トイレを併設した電気いすというアイディア


アメリカには、このような「世界の終わり」のプラカードを掲げて街角に立つ人たちがいるという。
宇宙人もさぞかし驚くだろう。
数年前に文庫本でbestとして刊行されたが残念なことに、文章のみで絵がありません。著作権の関係で掲載できなかったのかもしれませんが、ヒトコマ漫画の掲載がなけりゃ面白さも半減です。大変な作業かとは思いますが、ぜひともヒトコマ漫画も載せた、更に文庫版ではない大きな絵で読める完全復刻を希望します。

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