国道が好きだ

「ぜひ、結婚しなさい。良い妻を持てば幸せになれる。悪妻を持てば私のような哲学者になれる」
ソクラテスの言葉です。
本来の意味はともかく、あのソクラテスでさえ人生とはうまくいかないものなのだ。

僕は世間から満点男と思われているが、実は一つだけ欠点がある99点男である。方向音痴なのだ。
何度通った道でも間違える。反対側からきただけでわからなくなる。
地元の複雑でもない田舎道でもよくわからなくなる。
そう言えば先日も近くのコンビニから帰るときにも間違えた。これは自慢ではない。
だから、誰かを乗せて車を運転すると緊張する。頭の中で地図が描けない。道が繋がらないのだ。

僕は右も左もわからない。いや、右と左がわからない。
車を運転していて、同乗者から「そこを右へ」と言われると何故だか左に曲がってしまう。方向音痴はその影響もあるのだろうか。
原因を色々探り、思い当たったことがある。僕は運動神経がサウスポーで、何かを覚えるにしても瞬時に右と左を置き換えてにから行うという余計な回路ができてしまっている。
そのせいなのかとも思ったが、しかしこれも違うらしい。
実は、最愛の娘も同じ現象があるのだが彼女は右利きなのだ。
では、異常な回路の切り替えだけが遺伝したのだろうか。それとも大好きなお父さんと同じになりたいという想いが高じた結果なのか。よくわからない。
それは良いのだが、方向音痴だけは治したい。生活が不都合で仕方ない。
だから今日も、真っ直ぐな国道ばかりを走っている。

10年ほど前、わが家のかわいい猫「たろきち」が、娘に化けてユニバに行った時の写真です。猫は高齢になると化けるというが、こんなこともしてたんだ。

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