かわいそうなゾウ

最愛の娘の娘、バイバイを覚え、サルのシンバルのように手を叩くこと覚え、笑うこと、泣くこと、怒ること、少しずつわがままも覚えた。
そんな成長にフッと昔読んだ「かわいそうなぞう」の話を思い出す。

OIP

それは、小学生の時に愛読していた「小学○年生」あたりに掲載されたものだった。
大東亜戦争当時、上野動物園での実話を元にした物語。
東京空襲に備え、猛獣達が檻の外へ逃げ出て住民に危害を与えることを防ぐために殺処分がすすめられる。
たくさんの動物たちが死んでいく中、敏感な象だけは毒入りエサは吐き出し、注射針も皮膚を通さず、最後にはエサをいっさい与えず餓死させたという話です。

飢えた象たちはエサを欲しがり、飼育員を前に精一杯の「芸」をしてエサを求めた。
その場面を思い起こして今でも泣きそうになります。
そしてみんな餓死していく。
純粋無垢な赤ちゃんの仕草を見ていて何だか哀しくなるという変な感情が湧き上がってきてしまう。
子供たちにはこの平和な空だけがあればいい。

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