あこがれの作家たち

【SFという惑星を、星新一がパイロットとして発見した。小松左京がブルドーザーで地ならしをして新しい都市ができた。そこへスポーツカーで口笛を吹きながら筒井康隆が乗り込んできた…】

これは石川喬司の作った比喩ですが、もちろんSF界の実際はこんな格好いいものではなかった。ただ「古事記(日本SF編)」としてのSF惑星の始まりとしては良くできた神話です。未来的で宇宙的で、ファンとして崇め奉るSF世界にはピッタリのイメージだと思います。戦後の本格的SFはすべてここから始まったのです。次々と魅力的な作品を著したSF作家たちに愛を込めて紹介していきたい。

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