星新一

小説(星新一)

凶夢など30

星新一がショートショート1001編を達成するのが1983年です。その前年に発行されたのが本書ですが、作風がとても若返っているのに驚かされました。氏の作品のなかでも特にこの本は僕のお気に入りで、何度も繰り返し読んだ一冊です。1982年(昭和5...
エッセイ(星新一)

進化した猿たち

アメリカヒトコマ漫画収集家としても有名な星新一氏。ジャンル分けをすると処刑、発明、囚人、裁判、乞食、棺桶と墓、離婚、ボクシング、アダムとイブ、占い、強盗、決闘、世の終わり、殺人、人喰い人種、天国、無人島…氏の収集はどちらかというと三流の作家...
エッセイ(星新一)

できそこない博物館 星新一

本書には、未完成又は合格ラインに届かなかった作品、作品にならなかった物語のプロット、アイデアの断片やメモの数々が公開されている。これらのものは本来「企業秘密」という奴で、もし、自宅が火事にでもなったら真っ先に持ち出すべき最重要機密書類だそう...
その他(星新一)

星寄席 星新一

ショートショートを落語仕立てに練り上げた作品です。1978年LP レコードで発売されたもの。そのカセット版です。本で読むのとはまた違った趣があります。落語とショートショートはどこか相性が良いのだろうか。本作品では、まだまだ原作に忠実ですが、...
その他(星新一)

生命のふしぎ 星新一

何故、星新一がこのような本を書いたのかは不明です。確かに東大で科学を学んだ科学者ですけど…学者ではなく、小説家の書いたこのような科学書は、読みやすく面白いですね。この本は復刻版です。オリジナル版は1959年に出版された星新一初めての本。処女...
エッセイ(星新一)

きまぐれ星のメモ 星新一

高校時代の昼休み、図書室に籠もってこのエッセイ集「きまぐれ星のメモ」を読みふっけった思い出が蘇ります。あの時は文庫版だった。多感な高校生に発想の妙を教えてくれた一冊です。それまでのエッセイ集でこれほど面白く記憶に残る本は無かった。何が違うか...
小説(星新一)

未来いそっぷ 星新一

本作品はイソップ寓話やシンデレラなどのパロディほか、どちらかと言うと短めなショートショートが並んでいます。星新一のパロディはとても意地悪だ。1971年(昭和46年)刊行デザインはヒサクニヒコ氏です。香代子夫人によれば、生前星新一氏は「寓話作...
小説(星新一)

ボンボンと悪夢 星新一

「ボンボンと悪夢」本のタイトルが怪しげで星新一らしい。星作品は、燦々と照りつける太陽の下での出来事というよりも、夕闇、酒場、秘密、陰謀、不可思議な世界がよく似合う大人の物語です。ところで、「ボンボン」ってなんのことだろうか。やはりゼンマイ仕...
小説(星新一)

人造美人 星新一

本のタイトルは「人造美人」言わずと知れた名作「ボッコちゃん」の単行本版であり、星新一にとっての初めてのショートショート集です。後年、文庫版を発売するにあたり、本のタイトルを「ボッコちゃん」に改めました。単行本の装丁は怪しげな都会の夜の裏通り...