著者名 平井和正
出版年 1971年(昭和46年)
発行 早川書房
ジャンル SF短編集
収録13作品
平井和正の第二短編集です。
「親殺し」「悪徳学園」「サイボーグお鷹」「星新一の内的宇宙」
「終わりなき午後」「エスパーお蘭」ほか
この短編集で特質すべきは「星新一の内的宇宙」という短編です。
当時のSF界。
大阪から上京した小松左京からの電話で「星さんも筒井さんもみんなホテルに集まっているから早く来い」という。
「早く来ないと星語録のいいところを聞き損なうことになるぞ…」
誘いを受けた著者の平井和正は大慌てで向かう。
星語録とは、星新一のオフレコでの伝説的キチガイじみた放言のこと。
抱腹絶倒、みんなこの話を聞きたくて東京に集まるといっても過言ではない。
そしてさらに「遅れでもしたら大変なことになる…」
SF仲間の間には「相手が三歩離れたら悪口を言ってもかまわない」という不文律があるという。
後ろを向いた途端にものすごい毒舌で悪口が始まる…
そんな若きSF作家たちの蜜月時代を、たぶん9割方実話で短編にまとめた力作です。
伝説となった、黎明期のSF作家たちの蜜月時代。
うまい具合に書き上げたなと感心しました。
この当時をリアルタイムで過ごしていたSF作家も随分亡くなってしまいました。
平井和正氏も亡くなった。
この頃をもっともっと知りたいのですが、どこかに情報はないだろうか。
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