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【宇宙と星99の謎】堀源一郎著/ 夢は答えの中にはない 解けない謎にこそある

著者名  堀源一郎

出版年  1975年(昭和50年)

発行   SANPOBOOKS

ジャンル 宇宙科学解説本  

  

この本は僕にとってのSFでした。

僕が14歳の時。
あの頃は、今のように欲しい本を自由に買える年ごろじゃなかった。

何度も何度も繰り返し読んでは、夜空を見上げていました。

 

 

小学校の卒業文集には『将来、宇宙飛行士になりたい』と書いてありました。

学力と体力が一流で、グルグル回っても気分が悪くならない体質で、さらには虫歯が無かったなら、今頃は宇宙ステーションで…

本をめくると『新聞の切り抜き』が何枚も出てきました。(子供の頃の癖でした)

 

【バイキングが火星に着陸し、撮影した火星の夕焼け】
テレビに映し出された赤茶けた火星の風景が印象的でした。

僕にとってはとてもショッキングな出来事で、テレビのニュースに釘付けになりました。

 

裏に書いてあるメモは、51年9月10日の新聞記事でした。

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実は、NASAが最初に公表した火星の写真が衝撃的で『赤い地表に、抜けるような青空』でした。

その写真はすぐにコンピューター処理の誤りだったということで『赤い地表に、赤い空』に差し替えられました。

 

あれは何だったのだろうか。
実はあの青空が本当の火星?
あの青空の下なら生活ができそうな気がしました。

  

火星には「フォボス」と「ダイモス」の二つの衛星があります。

これは、バイキングが撮影した火星の衛星「フォボス」です。

 

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火星の衛星には面白い話があります。
あのガリバー旅行記に「火星には2個の小さな月がある」という話がでてきます。

ところが、天文学者アサフ・ホールが当時最新の望遠鏡を使い、火星の衛星を発見し「フォボスとダイモス」と名付けたのは、ガリバー旅行記にこの「二つの衛星」のことが描かれた150年後のことでした。
ガリバー旅行記で「火星の衛星は二つある」ということを予言していた、という不思議な話です。

 

【オリバーくんの来日】
昭和51年の新聞記事です。

チンパンジーと人間の間の『ジンバンジー』と騒がれ、テレビにも出演しました。
人間のように服を着て、酒・タバコをたしなみ、人間の女性に恋をするという謎のジンパンジー。

遺伝子検査をしたところ、残念なことに普通のサルでしたが…

 

この本には関係ないの記事です。なぜか挟んでありました。

結構、興味があったみたいです。

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【ブラックホール発見】

未知なる天体「ブラックホール」を発見したという記事です。あの頃はまだ理論上の存在でしかありませんでした。

アインシュタインの一般相対性理論から導き出された天体で、その強力な重力で光りさえもその天体から脱出することができず、撮影しても黒く見える。だから黒い穴「ブラックホール」です。

その天体の中では光さえも歪んでしまい、時間はいったいどのように進んでいくのか。時はどのように刻まれるのか。

その未知なる天体ではないか、という大発見の新聞記事でした。

 

宇宙は今よりももっと、ずっと遠い彼方でした。

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この地球上、我が家の庭から、広大な宇宙の彼方に向け「長い長い棒を手に持ち」1メートル右から左へ動かしたなら、その瞬間、宇宙の彼方にある棒の先端は瞬時に、何メートルなのか分からないが右から左に動くのかな?

そんな、夢のような疑問を頭の片隅に浮かばせてくれる楽しい本でした。

僕にとってこの本は、宇宙の不思議やSF的な発想に、興味を繋ぐ大切な一冊でした。

 

 

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